身に覚えの無いところから送られてくるSMS。多くの方が受け取ったことがあると思います。
諸外国と比較して、イマイチ利用されていないSMSですが、
古くから多くの携帯会社で提供されているメッセージサービスなので、意識して利用していなくても受信していることが多く、通知も出るので目につく機会も多いかと思います。
SMSは電話番号を利用したメッセージサービスです。この為、メールアドレス以上に送信の敷居は低いかと思います。
ネックは送信に費用が発生すると言うところで、以前はEメールに比べ比較的迷惑SMSは少なかったように思いますが、ここ最近は本当に多くなってきました。
(過去にも一時期、多い時期はありました)
増え始めてよく来ていたのが、宅配便や大手ネット販売サイトを装う物ですね。私も何回も受け取りました。ついつい信じてしまいそうになる文面ですよね。私の場合は、荷物がくる場合予めヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の各社からLINEやEメールで通知が来るサービスを利用しているので、SMSから来るお知らせが偽物だというのが判断できましたが、記載のURLを開いてしまうと、個人情報を入力したりして流失などの被害に遭う可能性があるようです。
ただ、私も初めてauから未納のお知らせの偽SMSが来たときはちょっと焦りましたね。普段からauからお知らせやらなんやらでSMSが届いていましたので。
これも、Myauを確認して、未納の事実が無い事やサイトでの注意喚起により偽物だと分かりましたが、やはり、その事象の可能性が有る内容についてのSMSが届くと信じてしまう方が居るのも無理は無いかもしれません。なので、面倒でも他の方法で確認する習慣を身につけておく必要があるかと思います。
こうした中で、迷惑SMSについて自分で設定するアナログ的な防止策だけで無く、各社が対策に乗り出すようです。
NTTドコモ
「危険SMS拒否設定」
公的機関やユーザーなどからの情報を元にフィッシング詐欺への誘導URLなどが記載されていると判断されるSMSについてはahamoを含む全ドコモユーザーに対して自動的に拒否する設定を導入するそうです。
申し込み等は不要で2022年3月中旬頃からサービスが始まるとのことです。このサービスを適用したくない場合には別途設定を行えば除外されるようです。高齢者など不慣れなユーザーにはこのような自動適用は有りがたいですね。
ソフトバンク
「迷惑SMS対策機能」
ソフトバンクでは「なりすましSMSの拒否」「URLリンク付きSMSの拒否」「迷惑SMSフィルター」「電話番号メール拒否・許可」の4つの機能を提供するそうです。
「なりすましSMSの拒否」 は差出人が「ソフトバンク」などを詐称している場合に拒否する。
「URLリンク付きSMSの拒否」 はメッセージ内にURLが有れば全て拒否する。
「迷惑SMSフィルター」 は機械学習(AI)により判定された迷惑SMSを拒否する。
「電話番号メール拒否・許可」 は既にサービスしているが、機能追加として電話番号だけでは無く発信 元がアルファベットで表示されている場合も拒否設定できるようにする。
このうち、 「なりすましSMSの拒否」 「迷惑SMSフィルター」 はサービス開始後、Y!mobile・LINEMOユーザーを含めソフトバンク系の携帯を契約している全ユーザーに自動的に適用される。
サービス開始は2022年春頃を予定
2022/01/13現在、auからの発表は無い物のauからも同様のサービスが発表されるのでは無いかと思います。というか、auユーザーとしてはサービスを行って欲しいです。
費用対効果ではあると思いますが、詐欺行為で社会問題化しそうな状況ですので最終的には、楽天モバイルやMVNOにも同様のサービスが導入されるのでは無いかと思っています。
コメント