iPhone SE祭りに乗るべきか計算してみた

 夏頃から続いているiPhone SE64GBの1円(もしくは10円)祭り。youtubeやブログ、大手モバイル系メディアなど様々な場所で取り上げられており、ついつい目が行ってしまう昨今。まだまだ、祭りは終わりを迎えること無く2021年10月も終わりが近づく本日も各所で行われており、大都市圏だけで無く、私の住むような地方都市でも行われており、家電量販店だけで無くキャリアショップでも実施中の所が多くなっています。
 最近は13の登場で旧機種となったiPhone12の大幅値引の話も聞き始めていますね。数年前まで行われていた端末値引販売は禁止されてしまっていますが、異なるからくりでここ最近の値引販売は行われているようです。その辺りはより詳しいサイト様などにて見て頂ければと思います。
 

 1円という価格を見てしまうとつい欲しくなってしまう。でも、冷静に考えてみることにしました。
大手キャリアのデータ通信量の月額が高いから格安SIMを使っているのに、端末代金にだけ釣られて契約しても良いものか否か。なので、自分が契約する可能性のある通信会社で2年間のコストを計算してみました。

通信会社別比較

表はクリックすると拡大します。

大手3社は端末を1円で購入することを想定。どの会社も新規契約として計算しています。
SoftBankはメリハリ無制限に加入が必須となっていましたので、他のプランでは計算していません。
各社様々なプランがあり完全比較というのは中々記載しきれませんが、自分が使う想定の範囲で現実的な大中小プランで計算してみました。

無制限

無制限のデータ容量が必要で且つ通信の安定性も担保したい場合はギガホプレミアムに軍配が上がります。
通信品質が若干劣っても良い、行動範囲で楽天モバイルに問題が無いと言う人は機種代を支払っても楽天モバイルがお得に利用できます。私も通常の行動範囲では楽天モバイルでも問題ない地域です。
auやSoftBankはDoCoMoより若干価格が上がってしまうため、その時の自分の通信会社でDoCoMoが選べない場合に契約すると言った所でしょうか。それ以外に積極的に選ぶ事にはなりません。

30GB~20GB

 この辺りの容量は通信会社によって、30GB~20GBと幅が出てしまうので一概に言えないものの安定性とデータ容量、価格と3方のバランスを取った場合はauやSoftBankの回線をそのまま使えるサブキャリアのUQやY!mobileも選択肢になってきますが、ここでDoCoMoの「ahamo」が現れます。ahamoは20GBまでのデータ容量ですが、通話が5分まで無料が含まれています。ahamoの欠点は店頭契約は出来ないので、一旦ギガライトかギガホプレミアムを契約した上で、オンラインで契約変更を行う必要がある点です。この点を除けば初期費用と月額の両方が抑えられるこの辺りのデータ容量では最も優れているのでは無いでしょうか。

15GB~10GB

先の30GB~20GBと同様、通信会社によりデータ容量に幅があるが、UQとiijのコスパが比較的良い。この辺りの利用しかない人は大手キャリアで買うメリットは全くないと言って良い。
トータルの価格を最優先に考えた場合はApple公式サイトで定価で購入した端末を格安SIMで使っても充分コストパフォーマンスに優れています。
 楽天モバイルもコスパは優れていますが、格安SIMの通信品質の問題よりも圏外問題の考慮が必要になります。無制限と同じく行動範囲内で問題なければ端末コストも低く格安SIMより安い場合があります。

小容量

小容量でも端末代を負担してもUQないしは格安SIM各社がコストパフォーマンスに優れている。1円端末を購入するメリットはこの容量で使用する場合は皆無。

まとめ

1円での端末購入は初期費用はかなり安く抑えることが出来るものの、やはり、無駄な月額費用が発生する可能性がある。この為、自分の普段のデータ使用量を今一度調べた上で契約する必要があると思われる。Apple公式サイトからの購入でも無金利分割払いもあり、いきなりの出費を抑えることも出来るし、こうして計算してみるとahamoは選択しても良いのかなとも思った。
おサイフケータイを多用する身としては、iPhoneでWAONやnanacoが使えるようになったのも、検討するようになった理由のひとつですが、祭りにいきなり飛びつかず、もう少し冷静に考えてみようと思ってます。


※各社、1円販売の端末を値引き額を減らして契約無しで購入可能というお話も聞きますが、小心者の私ではちょっと敷居が高いので、その点は考慮していません。
※auで購入してPovoにプラン変更して0円運用という話も聞きますが、この方法はブラックリストになるのでは無いかという話もあり、表では20GBでの計算をしてみましたが、不確定要素が多いので積極的に記載していません。
※iijやmineoの公式サイトでもSEの販売はありますが、Apple公式サイトで購入する想定で計算しています。通信会社公式で購入した場合、価格が変動します。


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