オリコンが毎年発表している格安SIM・格安スマホの顧客満足度調査が今年も発表されました。
格安SIMはSIMのみの評価で、格安スマホはSIM+端末セットでの評価です。
そのうち格安SIM部門では今年のNo.1は同率で2つ。私も利用させてもらっている「mineo」とSONYグループの「nuroモバイル」でした。
『nuroモバイル』は8項目の評価のうち、「初期設定のしやすさ」「コストパフォーマンス」の2項目で1位で特に「初期設定のしやすさ」が高評価であったとのこと。
これに対し、『mineo』は「加⼊⼿続き」「プランの充実度」「コストパフォーマンス」「サポートサービス」の4項目で1位を獲得。どちらも「コストパフォーマンス」で高評価を得ていますが、コストパフォーマンスで見た場合両者には大きな違いがありますね。
nuroモバイルは格安SIMの中でもIIJmioとともに通信料金自体の価格を先頭を切って下げている代表格。
対してmineoは大手3キャリアが20GBプランを発表した際には早い段階で対抗プランを打ち出した物の他社がその後に更なる低価格を打ち出したため、通常通信料金自体は他社と比較して安くは無い物の通信速度1.5M使い放題プラン「パケット放題Plus」で評価されたのでは無いかと思います。
ただ、両者ともやはり評価された物は価格だけでは無く、いかに使いやすいかという事が大きいと思います。「初期設定のしやすさ」は乗り換え時には重要な項目ですし、格安SIMの敷居を下げる上で非常に大事。格安SIMに3大キャリアと同等のサポートを求めるのは違うと思いますが、格安SIMなりの「サポートサービス」は加入後使用していく上で重要。mineoはユーザーファースト的な独自施策も多いのでこの辺りが評価されたようです。
格安スマホの部門では「イオンモバイル」が1位。格安キャリアに乗り換える上でデジタルに不慣れな層にとって最も親和性のあるのがイオンモバイルでは無いかと思いますが、それが順位に表れたのでしょう。普段買いものに行くイオンの中にイオンモバイルのショップがあり、端末も含めて店員に相談が出来て且つ通信料を下げられるとなればやはり有り難い存在となる方も多いでしょう。
2位は意外と「mineo」端末販売面では他社と比較して余りお安くないのですが、格安SIM部門で評価された項目でこちらでも高い評価を得たようです。3位はIIJmio。こちらは端末の豊富さが特に評価されたとのこと。価格やプランでも先頭を切って攻めているので、順位としてはもっと上がっても良さそうですが、詳しくない層には浸透していないと言ったところでしょうか。
通信業界にとっては激動の1年でしたが、来年は現在の状況で安定が続くのか、それとも更なる変化があるのか楽しみにしたいと思います。
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